top of page
執筆者の写真笠置町 恵那市

【岐阜県恵那市笠置町移住者インタビュー】古民家庭文庫 田舎暮らし 百瀬雄太さん恵那市出身 実希さん沖縄出身

更新日:2021年10月17日


百瀬雄太さん、実希さん


[プロフィール] 

雄太さん:恵那市出身 2015年2月Uターン移住 前職はシステムエンジニア

実希さん:沖縄県出身 2016年3月Iターン移住 前職はイベント企画



Q.笠置町移住の経緯を教えてください。

A.山の近くで住環境の良い場所を探していた。


雄太:大学進学で関東に出ました。卒業後、そのまま東京でシステムエンジニアの仕事をしていました。2年間働きましたが、長時間労働などもあり、実家である恵那に戻ることにしました。


実希:イベント企画会社に勤めていました。東京での仕事に不満はなかったですが、満員電車がつらかったこともあり、東京を離れることを考えていました。


 結婚して子どもが3人欲しいという思いもありました。子どもが騒いでもいい環境と考えると、アパートじゃ無理だし、郊外の一軒家で満員電車に1~2時間乗って仕事に行くような住環境では快適な生活は難しいと感じていました。


 あとは、大学生の時に読んだソローの「森の生活」という本が好きで、一度は山の近くに住みたいなと思っていました。長野県や大分県も候補にあがっていましたが、今の夫のいる恵那に移住することにしました。



Q.お仕事は何をされていますか?

A.「庭文庫」という古本屋と「あさやけ出版」という出版社。これからは宿も始める予定


庭文庫店内からの木曽川の眺め

実希:移住後2年半ほど恵那市の地域おこし協力隊をしていました。それと並行して夫と二人で出張古本屋を始め、2018年4月から下河合の武並橋の前の空き家だった場所で「庭文庫」という古本屋を営んでいます。


 恵那市は地域ごとにそれぞれ特徴がありますが、もともと笠置が好きだったんです。「庭文庫」の店舗である古民家やその立地、景色がとても気に入って、この古民家で古本屋をやりたいと思いました。




 古本屋に加え、昨年は「あさやけ出版」という出版社をつくり、詩集を2冊出版することができました。春からは宿としての営業を始める予定で、いま準備を進めているところです。



Q.庭文庫とはお二人にとってどのような存在ですか?

A.みんなの庭のような場所

店先でくつろぐ雄太さん

雄太:高校まで恵那で過ごして、当時、僕は恵那のことが好きかと言われれば好きだったけれど、それと同時になにか閉塞感のようなものを感じていました。


 当時の僕には身のまわりに行きたい場所や居たい場所があまりありませんでした。


自分自身が居たいと思えて、そういう本が好きな人が居てもいい場所があったらいいなとは前から思っていました。




Q.笠置町で暮らしてみてどのように感じてみえますか?

A.空気がきれいで、大きな川の側が好き。


実希:とてもいいです。空気も綺麗だし、たぶん私は大きな川の側が好きなんだと思います。水場の近くだと楽しい感じがします。

雄太:僕は昔、久須見に住んでいたので、ほとんど地元みたいな感じがします。



Q.河合神社で結婚式を挙げられたそうですね。

A.笠置町に住む前でしたが、2018年に河合神社で結婚式を挙げました。

河合神社での結婚式

実希:庭文庫の営業を始める際に、河合神社の宮司さんに祈祷に来ていただきました。その時に「今年籍を入れるんですけど、本当は河合神社で結婚式ができたらいいなと思っているんですよね」とお話したところ、本当にやっていただけることになりました。

 

 河合神社での結婚式は初めてのことだったようです。宮司のお二人や地域の方が神社の掃除から、当日の準備、その他の諸々の段取りまで、とても良くしてくださいました。衣装を新調したり、祝詞を新しく書いてくれたとのことです。


また、秋の大祭に向けて練習していた中学生が結婚式当日、舞を踊ってくれたのもすごく嬉しかったです。


 おかげでとても素敵な式になりました。河合神社で結婚式を挙げることをいろいろな人におすすめしています(笑)



Q.自治会や地域の活動はどうですか?

A.距離感がちょうどいい。


実希:みなさんとても優しくて、ほどよい距離感で良くしてもらっています。自治会には住み始めて半年くらい経ってから加入しました。


 自治会活動について「できる範囲でやったらいい」とあたたかく声をかけてくださる方もいました。私のいる自治会はみなさん仲がよく、信頼しあっているのだなと思いました。



Q.不安や不満に思うことはありますか?

A.それほど不安や不満はない。


実希:自分が歳をとったときに、この地域でどうやって暮らしていくんだろう、とは少し思います。車に乗れず、家に一人でいて、歩いて買い物にも行けない、という状態になったらどうなるのかなと。


 強いて言えばそのようなことを思いますが、現在のところそれほど不安や不満に思うことはなく過ごせています。



Q.子育て環境について思うことはありますか。

A.こども園に通わせるのが超楽しみ!


実希:自分の子どもがやまびここども園に通うのがとても楽しみです。

 こども園で、子どもたちが多くの種類の野菜を自分たちで作っていることや地域の方との触れ合いがあることなどがとても素敵だな、と感じています。私自身が野菜を育てる経験をそれほどしたことがないので、小さな頃からその経験ができることがすごく楽しそうだなと思っています。


 あとは小中学校の環境についてですが、私自身が人数の多い小中学育ってきたので、生徒の人数が少ないということが子どもの成長にどんな風に関係するのかをイメージしづらい部分があります。もちろん一括りにできるものではなくて、一人ひとりにとって合う合わないがあるのでしょうけれど。


 そういう不安というか、イメージの出来なさはありますが、近所の子どもたちも楽しそうにしているのでそれほど心配はしていません。全体としては楽しみに思っています。




Q.さいごに地域の方に向けて

A.笠置がすき


実希:自治会のおばあちゃんたちのつくるお料理がとても美味しいです。どんど焼きの時などに頂いたのですが何でもできてすごいなと思います。おじさんたちも草刈りが早くて上手ですごいです。


 素敵な人がいて、景色が綺麗で、笠置が好きです。



■泊まれる古本屋 庭文庫
住所:恵那市笠置町河合1462-3
営業日:金・土・日・月
営業時間:13:00-18:00
(令和3年2月現在 SNSで要確認)


▽関連リンク


・泊まれる古本屋 庭文庫 HP


・庭文庫 facebook ページ


・庭文庫 instagram https://www.instagram.com/niwabunko/


・庭文庫 twitter


・【子育て・学校情報】地域とつながる小学校 恵那北小学校


閲覧数:1,030回

Comments


bottom of page